職場のパカ上司
ウチの職場のパカ上司を紹介します。
基本的に、パソコンのソフトの使い方がわからないと、何も調べないで、ま
ず、周囲の人に聞く。
『脱!教えて君同盟』http://myu.daa.jp/osiete/
おもしろくて、ためになります。(私の主観)
ウチの職場では、インターネットwebにアクセスできるパソコンが各人に
与えられている。当然、サーチエンジンで、説明があるwebを検索すること
はできるし、そのwebを見ることもできる。
いや。それ以前に、そもそも、パソコンのソフトには、たいてい、説明書が
付いている。また、Windows 用のソフトであれば、たいてい、メニューバーに
“ヘルプ”という項目がある。
そういうものを全く読まないのである。
「説明書や“ヘルプ”はわかりにくい」という意見もある。実際、かく言う
私も、例えば、一部の Micro$oft 製品の“ヘルプ”は検索しにくいと感じる
ことが、少なくない。
しかし、本来、「わかりにくい」は、読んでみたがわからなかったという人
が言うことであり、読みもしないで先入観だけで「わかりにくい」などと言う
のは、説明書や“ヘルプ”を作った人に対する冒涜に他ならない。
こんなこともあった。
職場内のユーザ認証付きwebシステムにログオンできないということで、
そのシステムのサポート担当者に電話をかけている。
「パスワードが違う」というエラーが出るらしい。
ひき続き電話の内容を聞いていると、「大文字になってます」とか「シフト
と・・・」とか言っている。
まさか、“Caps Lock”がONになっていてパスワードに小文字を打つつも
りで大文字を打っていたなんてことではないだろうな。
・・・って思っていると、「あ、入りました」などと言っている。
ぉぃぉぃ。本当に“Caps Lock”かよ。勘弁してくれよ。
ま、確かに、“ヘルプ”には、「“Caps Lock”状態で英字キーを打つと大
文字になってしまうのはなぜか」などという質問に対する回答は書かれていな
いだろう。
前述のとおり、インターネットwebにアクセスできるパソコンが与えられ
ており、インターネットとの通信は専用線を介しているので、従量的な課金は
されていない。
それにもかかわらず、例えば、銀行の支店への行き方を、その銀行のweb
などではなく、まず、104番で電話番号を問い合わせる(もちろん、有料)
ことから始め、支店に電話をかけて(もちろん、これも有料)聞くのである。
ウチの職場は、いわゆる“IT”に関係する業務を行なっている。で、業務
報告の場で「世の中の情報(IT関連)を収集している」などと報告していた
ことがあった。
銀行の支店への行き方を電話で問い合わせるような人が、はたして、IT関
連のどのような情報を“収集”しているのやら。
以前、“ユビキタス”に関する展示だかセミナーだかを見に行った後、その
主催者について「“ユビキタス”について、よくわかっていないようだ」など
と評していた。
この主催者には、ただただ、同情するばかりである。
先日、自宅の電気器具でエラーが出るとかで、メーカーのサポートに電話で
問い合わせていた。
取扱説明書にエラーメッセージだかエラーコードだかの説明がなかった(具
体的な対処ではなく例えば「製造元,販売店にお問い合わせ下さい」などと書
かれている)のかと思ったが、違っていた。
その電話で「説明書を読まずに使っているので・・・」などと堂々と言って
いたのである。
こんな職場は、精神衛生上、絶対的によろしくない。