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     − 2000年2月25日〜27日 スキー旅行日記 −

 目次

   1 横浜へ

   2 遅延

   3 〔シュプール白馬3号〕その1

   4 〔シュプール白馬3号〕その2

   5 スキー

   6 〔あずさ94号〕その1

   7 〔あずさ94号〕その2

   8 帰途

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■■■■■■■■■■■■■■ 1 横浜へ ■■■■■■■■■■■■■■

 2月25日、金曜日。通常の勤務を終え、一旦、アパートへ帰り、旅行の準
備を済ませた。21時45分にアパートを出て、地下鉄で戸塚駅へ向かう。

 戸塚駅の売店で、スナック菓子と水割り用の水を買い求める。

 戸塚発22時33分。1936M。クハ210−2008:東チタ。

 この時間の上り列車は、ひさしぶり。ロングシートは、がら空き。

 東戸塚の街の灯を通り過ぎてしまうと、外は、闇。もし、音が聞こえなかっ
たら、いつの間に清水谷戸トンネルに入ったのか、わからないであろう。

 トンネルを出ると、築堤の上を走る。再び、街の灯が見える。

 地上に下りて、保土ヶ谷を通過。国道1号線と寄り添って走る。浜松町交差
点には、道路工事の灯。

 横浜着22時44分。

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■■■■■■■■■■■■■■■ 2 遅延 ■■■■■■■■■■■■■■■

 着いたとたん、蒲田駅で人身事故との構内放送。上り列車はしばらく運転を
見合わせるとのこと。よしてくれよ。東急,京急,地下鉄で振替輸送を行なう
とのことだが、私は、振り替えてもらっても意味がないので、そのまま、ホー
ムで待つ。

 長時間待たされることになったら、急に、寒くなってきた。こういう時は、
〔シュプール〕を横須賀線に転線して運転してほしくなるが、わがままと言う
もの。待つしかない。

 22時35分発の東京行き快速列車が、まだ、残されている。当然、それ以
前に事故は発生していたことになる。

 保土ヶ谷方、はるか遠方に、前照灯が見える。22時49分着,発の東京行
き普通列車が、まだ、到着していないから、計算上は、〔シュプール〕ではな
い可能性が大きいということになるが、はるか彼方の前照灯だけでは、わから
ない。

 電話番号などを控えていなかったため、同行者に状況を伝えることすら、で
きない。愚かな事故原因者を呪うしかない。

 もっとも、同行者も〔シュプール〕に乗るわけであるから、新宿駅で、事故
のため遅れるとの一報を受けているわけであり、案ずる必要はない・・・と、
考えることにする。

 23時10分。ようやく、上り快速列車が発車する見込みとの放送。

 23時11分。抑止解除の業務連絡。

 23時12分。22時35分発の東京行き快速列車が発車。そして、23時
14分に、定刻なら22時42分発のはずの私が横浜まで乗ってきた普通列車
が発車。

 続いて、23時16分。〔シュプール白馬3号〕入線。先刻、遠方に見えた
前照灯は〔シュプール〕だったわけである。道を譲ってもらったのか、あるい
は、最初からそういう順序だったのか・・・。

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■■■■■■■■■ 3 〔シュプール白馬3号〕その1 ■■■■■■■■■

 横浜発23時25分。9413M。モハ189−43:長モト。

 品川から山手線に入るため、座席は、後ろ向きになっている。

 発車してしまえば、こっちのもの。順調に、夜の街を走り抜ける。オールド
の瓶を取り出す。一緒に持ち込んだチョコレートが、寒さのため、すっかり固
くなってしまっている。

 川崎を通過。ロードスイーパーが作業をしている。

 23時35分。何事もなかったように、蒲田を通過。

 23時40分。品川との車内放送の後に、停車。しかし、そこは、駅ではな
い。信号停止だった。2分後、再び動き出す。

 23時45分。品川着。車掌氏がホームを走る。しかし、急いだところで、
すぐに発車できるわけでもない。品川方から山手貨物線へ直接入ることはでき
ないので、山手線の電車の隙を見て発車することになる。しかも、こちらは、
遅れているのである。

 23時51分。品川発。大崎を通過すると、貨物線に入る。そして、恵比寿
からは、埼京線に入る。

 静電気がひどい。チョコレートの包装が手にくっつく。

 2月26日、土曜日。

 新宿着0時4分。向かいのホームにもスキー客が多い。〔アルプス〕の発車
を待っているらしい。

 同じく長く待たされた3人の同行者が乗り込んできた。座席の向きを換え、
ボックスを占領。もっとも、指定席であるから、占領は当然である。

 しばらく挨拶を交わし、オールドをなめた後、眠れない座席で眠りにつく。
グリーン車に乗りたかったのだが、やむを得ない。

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■■■■■■■■■ 4 〔シュプール白馬3号〕その2 ■■■■■■■■■

 夜中に目を覚ます。甲府着2時15分。先刻の車内放送では、停車すると言
っていたが、乗降口扉が開く気配はない。もとより、時刻表には、甲府の時刻
などは載っていないのであるから、単なる、乗務員の交替などの運転停車であ
ろう。

 甲府発2時19分。

 再び眠りにつこうにも、どうにも暑いので、デッキに出た。韮崎の街の灯が
見える。

 座席に戻り、なんとか、眠りにつく。

 次に目覚めたら、茅野で停車している。3時30分。まだ、先は長い。

 外は、まだ、暗いが、大糸線は、豪雪地帯の雰囲気。

 神城は、わりと馴染みの駅なのであるが、駅舎が建て替えられ、すっかり変
わってしまっている。

 白馬着6時28分。

 〔シュプール〕は、37分停車の後、南小谷へ向かうとのこと。ここでお別
れである。

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■■■■■■■■■■■■■■ 5 スキー ■■■■■■■■■■■■■■

 1日目は、天候よし。しかし、寒い。寒さに負けず、思う存分、スキーを楽
しむ。そして、ペンションで宿泊。

 2月27日、日曜日。2日目は、大雪。視界きわめて不良。リフトの係員が
タコであったが、ここでは、詳しくは述べない。雪の中で、11時30分頃ま
で、手探りスキーを楽しみ、前日とは違って道路にまで積もった雪の上を滑っ
て宿へ戻る。

※ 道路上の滑走は禁止されています。

 着替えを済ませ、タクシーで、バスターミナルへ向かう。

 バスターミナルに大荷物をおろし、近くの温泉で入浴。屋外の浴槽、すなわ
ち、いわゆる“露天風呂”は、ちょっと熱い。突然、屋根から落雪。これは、
気を抜けない。しかし、熱い湯をぬるめるには、ちょうどよい。

 バスターミナルへ戻り、白馬駅へ向かうバスを待つ。大雪などによる渋滞の
ため、遅れているとのこと。しかし、なんとか、白馬駅にたどり着くことがで
きた。

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■■■■■■■■■■ 6 〔あずさ94号〕その1 ■■■■■■■■■■

 帰りは、〔あずさ94号〕のグリーン車。水割り用の水を確保しようと思っ
たのだが、飲料水がない。普通車まで出張して確保。

 東京都区内までの乗車券を総武本線方面に変更する旨を車掌氏に申し出た同
行者が受け取った乗車券は、“区変”ではなく“別途”となっていた。きまり
の上では、明らかに誤りである。もっとも、実害はない。

 白馬発16時7分。8094M。サロ489−1:長モト。

 遅れている下り特急を待っての発車。大糸線は単線。

 依然として、大雪。

 梁場。中綱湖では、氷結した湖上にテントを張って、ワカサギ釣りか。

 鹿島槍方面からの道路は、大渋滞。国道147号線も、ノロノロ。

 木崎湖は、氷結していない。カモが浮いている。

 E127系なる新しい電車が、大糸線の普通列車に導入されている。最近の
新しい車両には面白味がないと思う。

 〔あずさ〕は、大雪の中を順調に走る。車内放送のチャイムは『鉄道唱歌』
である。

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■■■■■■■■■■ 7 〔あずさ94号〕その2 ■■■■■■■■■■

 普通列車の遅れにより、松本で〔スーパーあずさ12号〕に取り残された客
が、乗り込んできた。

 車内販売の弁当は、松本駅の普通弁当(いわゆる“幕の内”)のみ。

 しばらく眠りにつく。

 目を覚ますと、ひたすら下り坂。往路と同様に、韮崎の街の灯が見える。そ
して、甲府の街。同行者は、ほぼ、熟睡状態。

 八王子を通過。右に車両基地、左に自動車学校を見て、豊田を通過。

 立川は、通勤客ほどではないが、人が多い。

 高円寺を通過。黄色の103系電車と併走する。向こうは、すいている。

 新宿着20時17分。

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■■■■■■■■■■■■■■■ 8 帰途 ■■■■■■■■■■■■■■■

 同行者と別れ、総武線の各駅停車に。

 新宿発20時31分。クハ201−80:八ミツ。

 秋葉原で、どっと混雑。

 錦糸町着20時54分。

 総武本線,横須賀線の快速は、発車したばかりだった。総武緩行線に209
系950番台が停車している。

 錦糸町発21時11分。1922F。サハE217−2051:横フナ。

 けっこう混んでいる。東京で、列車番号が1923Sに変わるのだが、旅客
にとっては、そんなことは、どうでもよい。むしろ、座席を確保できるか、乗
ることができるか、それが重要。

 東京でも、降りる客は少ない。新橋で、いくらかはすいた。地上へ出て、品
川に停車。

 見なれた街を走る。

 戸塚着22時6分。

 まだ、地下鉄は動いている。

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