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  〜 1996年12月28日〜1997年1月7日 帰省旅行日記 〜

 目次

  1 戸塚駅へ

  2 沼津へ

  3 豊橋へ

  4 鶴舞へ

  5 名古屋駅にて

  6 帰路

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■■■■■■■■■■■■■■ 1 戸塚駅へ ■■■■■■■■■■■■■■

 1996年12月28日、3時30分。目覚まし時計は、4時に叩き起こし
てくれるように設定しておいたのに、また時計に勝ってしまった。

 前夜は、会社での宴会(まさに、職場で酒を飲んだ)の後、帰宅してからも、
TVの録画とFMの録音の設定と、毎年のことであるが年賀葉書の作成のため、
眠りに就いたのは1時頃であった。

 当然、睡眠不足。ま、いいか。自動車を運転するわけじゃない。

 食事もとらずに、前日できなかった旅行準備と、FMの録音の設定の再確認
を済ませ、部屋を後にした。4時25分。

 路線バスなど走っている道理がない。幸い、体力は余っていたので、徒歩で
東海道本線の戸塚駅へ向かう。

 途中のポストに、4時間前に仕上げた年賀葉書を投函。

 4時55分頃、戸塚駅に到着。

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■■■■■■■■■■■■■■ 2 沼津へ ■■■■■■■■■■■■■■

 あらかじめ買っておいた“横浜市内−名古屋市内”の片道普通乗車券で、改
札口を通過。

 “戸塚−大船”と“大船−名古屋市内”に分割すると60円安くなることを
知っていたのだが、面倒なのでやめておいた。

 ホームの大船寄りのベンチで、しばし佇む。

 4番線に、久里浜行きの横須賀線普通列車が到着。残念ながら、今日は、こ
れに乗ることはできない。

 3番線に、沼津行きの東海道本線普通列車が到着。113系。平日は、毎日
通勤に使っている。先頭車の先頭右側のロングシートを占領する。

 5時4分、横須賀線の列車と東海道本線の列車は同時に発車。まだ闇の中。

 先頭車の車内には、5人くらい、いるだろうか。

 コンテナが主体の貨物列車や、寝台特急列車と、すれ違う。

 途中の駅には用はない。どうせ、駅弁や立ち食いそばなどは、まだ営業して
いない。

 ずっと床を見つめていた。

 6時34分、沼津着。

 途中下車をしてもよかったのだが、荷物が重いので、やめた。

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■■■■■■■■■■■■■■ 3 豊橋へ ■■■■■■■■■■■■■■

 6時44分、島田行きの普通列車が発車。私がこれから向かう、東海道本線
下り方面の列車なのだが、次の浜松行きに乗る予定だったので、ホームで見送
った。

 6時54分、御殿場から来た浜松行きの普通列車が入線。211系。やはり、
ロングシートを占領した。しかし、これから旅客が増えてくるので、いつまで
も占領しているわけにもいかない。一応、大きな荷物を棚に載せた。

 6時57分、沼津を発車。

 いつごろ明るくなったのかは、はっきり憶えていない。

 車内は、けっこう混んでいた。

 富士山は、きれいに見える。

 9時、浜松着。すぐに、向かいのホームの大垣行きの普通列車に乗り込む。

 211系。全ロングシート。

 9時5分、浜松を発車。

 座席の下の暖房が、熱気を吹き出している。

 この列車では、眠るわけにはいかない。

 9時38分、豊橋着。ここで、快速列車に乗り換え。

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■■■■■■■■■■■■■■ 4 鶴舞へ ■■■■■■■■■■■■■■

 311系の大垣行きの新快速列車は、私が乗り込むのを待っていた。

 12月7日に、全く同じ列車に乗った。競艇場へ行くとおぼしき集団で混雑
していたのだが、今日は、すいている。

 9時45分、豊橋を発車。

 ずっと窓の外を見ていた。

 蒲郡プリンスホテル(旧:蒲郡ホテル)が見える。竹島も見える。

 停車駅は、蒲郡,岡崎,安城,刈谷,大府,金山。

 10時20分、大府着。なんと、武豊線の貨物列車は、DD51が牽引して
いるのか。

 すぐに発車。

 10時30分、金山着。今日は、ここで降りる。

 昼間の列車から、この駅で降りたことは、なかったな。

 10時32分、多治見行きの普通列車は、金山を発車。

 10時34分、鶴舞着。

 重い荷物をぶら下げて、地下鉄へ向かった。

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■■■■■■■■■■■■■ 5 名古屋駅にて ■■■■■■■■■■■■■

 1997年1月7日の帰路は、何の変哲もない新幹線にした。

 鶴舞駅で、乗車券と自由席特急券を買うことにしていたのだが、指定券を求
める客が行列になっていた。

 こんなのに並んでいたら、翌日になってしまう。

 やむを得ず、140円の普通乗車券を買い、名古屋行きの普通列車に乗り込
んだ。

 18時38分、名古屋着。新幹線乗り換え改札口へ走る。

 改札窓口氏に、鶴舞で買った乗車券を渡して横浜市内まで乗り越しの手続き
を要求したところ、窓口氏は、鶴舞の乗車券を確認せずに箱に放り込んでしま
い、名古屋市内−横浜市内の運賃5360円を請求。

 「鶴舞の乗車券はどうしたのか」と問いただし、乗車券を、乗り越しとして
作り直してもらった。

 運賃,料金は、できるだけ、あらかじめ計算しておきましょう。駅員氏だっ
て、間違えることはあります。

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■■■■■■■■■■■■■■■ 6 帰路 ■■■■■■■■■■■■■■■

 14番ホームに上がった。

 関西本線の普通列車も、103系で運転しているのか。知らなかった。

 冬の風物詩、岐阜羽島−米原間で、遅れ。

 上り列車は、5分遅れているようだ。

 14番線には、〔のぞみ〕が到着し、そのまま発車。用はない。

 次の上り〔ひかり〕は、15番線から発車するようである。新横浜に停車す
るのであるが、15番ホームには、既に長い行列ができていたので、見送るこ
とにした。

 15番線に、名古屋始発の〔こだま〕が入線。車掌氏が、乗務員室のドアの
前で困り果てている。ドアの鍵が合わないらしい。

 ようやく、鍵が到着。あわてて乗降ドアを開ける。

 5分遅れて発車。

 新横浜を通過する〔ひかり〕を1本見送った後、〔ひかり268号〕に乗り
込んだ。

 名古屋球場を右に見て、すぐに『夜明け前』を開いた。新幹線の車窓は、お
もしろくないし、夜である。

 車内販売のコーヒーを買い、しばらく冷ます。

 電光掲示板が、西陵商の優勝を報じている。残念ながら、ラ式蹴球には興味
がない。

 何事も起こらないまま、新横浜に到着。

                おわり

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