− 1998年9月5日〜8日 鉄道旅行日記 −
目次
1 高尾へ
2 甲府へ
3 塩尻へ
4 鶴舞へ
ひと休み
5 名古屋へ
6 新幹線
7 戸塚へ
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■■■■■■■■■■■■■■ 1 高尾へ ■■■■■■■■■■■■■■
9月5日。例によって、早朝の出発となった。5時19分。日が短くなった
ものである。外は、まだ暗い。
5時45分。戸塚駅に着いた。みどりの窓口の営業開始は6時である。おそ
らく、遠距離のきっぷは改札口で売るのだろうが、奥に引っ込んでいる駅員氏
を呼び出すのも面倒なので、通勤に使用している定期券で入場した。
戸塚発5時49分。546S。モハE217−2011:横フナ。
横浜着6時0分。
改札を出て、みどりの窓口へ。今回は、さほど複雑なきっぷではないので、
すぐに売ってもらえた。
今度は、“京浜東北線”,根岸線のホームへ。
南行の回送列車を見送った後、通勤電車に乗り込む。
横浜発6時13分。モハ208−5:東ウラ。
東神奈川着6時16分。
向かいに停車している205系に移る。
東神奈川発6時19分。635K。サハ205−121:横フナ。
いつものように、子安のあたりで、東海道本線や京浜急行と別れ、北へ向か
う。しかし、今日は、新横浜では降りない。
左の後ろの台車の車輪にフラットがあり、やかましい。
中山あたりから、樹木が多く見られるようになった。
八王子着7時13分。
中央本線の大月方面の普通列車は、高尾から出ている。すなわち、いわゆる
“中央線”の電車で高尾まで行き、乗り換えである。
八王子発7時22分。645H。クハ200−97:八ムコ。
高尾着7時30分。
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■■■■■■■■■■■■■■ 2 甲府へ ■■■■■■■■■■■■■■
今日も、山屋が多い。
車内放送によると、先ほど発車した貨物列車が停車中で、発車が遅れるとの
こと。
高尾発7時51分。1453M。モハ114−815:八トタ。
私が乗った列車が遅れることにより、東京行きの列車(764M)が入線で
きず、待たされていた。
車内でやかましかった高校生たちは、上野原で降りていった。そして、鳥沢
では、別の高校生たちが乗ってくる。
右下を通る道路に、オリエンテーリングのポストが立っている。鬱蒼たる森
の中を走るというイメージがあるが、中には、このような発見し易いポストも
あるわけである。
猿橋のホームのベンチは、劇場や映画館などの座席のように、座る部分が折
り畳まれるようになっている。ホームの反対側には、高尾で先行していった貨
物列車が停まっている。EF64が重連で、タキ43000やタキ1000な
どを牽く。
右側の道路と川を隔てた対岸の山の中腹に、“岩殿城跡”と記された看板を
見て、大月へ。
大月着8時33分。
先刻の貨物列車が、また前へ出た。
大月発8時48分。527M。クハ115−356:八トタ。
占領したボックスの床に、ガムが捨てられている。知能が低い輩は、どこに
でもいるようである。
甲斐大和で、再び、貨物列車の前へ出た。
甲府着9時39分。
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■■■■■■■■■■■■■■ 3 塩尻へ ■■■■■■■■■■■■■■
ホームでそばを食べ、弁当を買った。
貨物列車が追いついてきて、停車。
甲府発9時54分。433M。モハ114−1002:長モト。
貨物列車より先に発車した。
甲府まで乗った列車の車内放送では、甲府発9時48分となっていたが、臨
時の特急列車が運転されるため、時刻が変更されている。
その臨時の特急列車は、横浜駅で見たことはあるが、乗ったことはない。横
浜線を経由する〔はまかいじ〕である。
特に何も考えずに、時を過ごした。
八ヶ岳からの帰りによく利用する小淵沢では、山屋の大半が降りると思って
いたのであるが、そうではないらしい。松本まで行くのか。
上諏訪のホームで湯に浸かろうかとか、辰野を回ろうかとか、一応、考えて
いたのであるが、どこかで特急に乗らなければ時間を捻出することができない
ので、断念した。
左側に諏訪湖が見える。
岡谷を過ぎると、善知鳥峠越えの昔からの線路が離れていく。こちらは、面
白味のない塩嶺ルートを一瞬のうちに通過する。
つい先ほど離れていった峠越えの線路が、一旦、近づいてきた後、高低差を
稼ぐため、また、遠ざかり、再び、寄り添ってきて、昔の駅の跡を通過して、
右に曲がると、塩尻である。
塩尻着11時17分。
特に、行きたいところはないので、ホームで過ごす。
峠越えの線路で働く“ミニエコー”クモハ123が停まっている。
ホームで、甲府で買った弁当を開いた。
そして、ホームの葡萄の棚を眺める。メルロー,ルカチテリー,ナイヤガラ
の3品種である。
下りの〔しなの〕が、東海道本線の人身事故により遅れているそうである。
なぜ、〔しなの〕が東海道本線の事故に関係があるのかと言うと、大阪発の列
車だからである。あまりにも単純明快。
“とり釜めし”を買った。
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■■■■■■■■■■■■■■ 4 鶴舞へ ■■■■■■■■■■■■■■
塩尻発12時17分。830M。モハ164−832:海シン。
季節外れの昼間の普通列車にしては、客が多い。座席が埋まるほどではない
が。なんとか、座らせてもらえた。
木曽川の流れは澄んでいる。渇水気味か。
松本で乗ったとおぼしき人々は、ほぼ、そのまま、中津川まで乗り続けた。
特急列車も走っているはずなのであるが、普通列車を利用する人も、けっこう
多いようである。
中津川着14時6分。
そのまま乗り継ぎ。
中津川発14時23分。3738F。モハ210−5043:海シン。
ロングシートで釜めしを即座に平らげ、また、何も考えずに車窓を眺める。
多治見着15時8分。
名古屋行きの列車であったが、降りた。
風が強い。ホームの風鈴が、少々やかましい。
美濃太田を経由して岐阜へ行く列車は、キハ11の2両編成。今日はこの列
車には乗らない。
下りの普通列車から降ろされた新聞を運ぶ人々。
多治見発15時23分。652F。クモハ211−5618:海シン。
雨が降ってきた。
そして、愛知県に入った。
定光寺着15時30分。
名古屋からわずか28kmというところにある、山間の無人駅である。周辺
を歩いてみようと思っていたのであるが、大雨である。しばらく、ホームの待
合所で雨宿り。
待つこと8分。ほぼ、やんだ。
山の急斜面に刻まれた駅から下り、土岐川に添った用水路の脇の小道を歩い
た。土岐川の水は少ないようである。
しばし佇んだ後、ホームへ上がる。
よほど暑かったのであろう。ホームから、湯気が揚がっている。
定光寺発16時0分。654F。クハ210−5320:海シン。
一気に山を離れ、愛知環状鉄道と合流し、住宅地に入り、高蔵寺へ。
神領電車区に、クモヤ90102が見える。車体は新製であるが、塗色は旧
型電車である。
今日は、ナゴヤドームで試合があるのか。大曽根で大勢が降りた。
鶴舞着16時28分。
わずか2回目の途中下車で、地下鉄の乗り場へ向かった。
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■■■■■■■■■■■■■■■ ひと休み ■■■■■■■■■■■■■■■
9月6日。朝、遅い出発で、岐阜県益田郡小坂町へ向かい、アユ釣り。14
時から16時までオトリを泳がせ、収穫はわずか1尾。しかし、22.5cm
の、けっこう大きい収穫であった。下島温泉の宿で宿泊。
9月7日。早朝、宿の前の川でイワナ釣り。アタリはあるものの、ウグイら
しい。結局、イワナは、全く釣れなかった。朝食と入浴を済ませ、10時には
帰途についた。裏木曽街道から恵那ICへ至る、博石館や恵那峡ランドの前を
通る道の途中で、蕎麦の昼食。
9月8日。三重県桑名郡長島町の木曽川でシジミとエビを獲る。シジミは、
潮が引いた跡の砂を掘り返すと、無尽蔵に出てくる。また、護岸のコンクリー
ト製のブロックの隙間を、たも網で探ると、体長3〜5cmくらいの透明なエ
ビが獲れる。
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■■■■■■■■■■■■■■ 5 名古屋へ ■■■■■■■■■■■■■■
自宅で、エビの唐揚げで一杯やった後、重い荷物を背負って、赤池駅へ向か
った。18時10分。この時間なら、その日のうちに横浜へたどり着くことが
できる。ただし、新幹線を利用しなければならないが。
鶴舞発18時51分。3750M。モハ210−5015:海シン。
本当に日が短くなったものである。外は、もう暗い。勤め帰りの時間の上り
列車は、すいている。
左に、鉄板焼“なかしょう”を見て、金山に到着。名鉄は、下りも上りも混
んでいる。
ナゴヤ球場の照明塔は、名古屋市の最大手の新聞社の広告塔になっている。
名古屋着18時58分。
乗り換え改札の自動改札機は、普段、通勤で使っている自動改札機と比べる
と、鈍い。立ち止まらされた。ま、2枚重なっているきっぷを分離してチェッ
クするのであるから、やむを得ない。
日曜日に乗車する際には、2号車か1号車まで歩くのであるが、すいていそ
うなので、5号車に並ぶ。
JRセントラルタワーズは、かなり上まででき上がっている。北側の四角の
方は見えないが、南側の丸の方の頂上には、クレーンが見える。
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■■■■■■■■■■■■■■ 6 新幹線 ■■■■■■■■■■■■■■
名古屋発19時5分。1264A。325−505:幹トニ。
乗客は1列(5席)に3〜4人であったのが、名古屋で4〜5人になった。
ネオンサインの間を抜け、先刻通過したナゴヤ球場の脇を通り、地面に下り
かかると、右に笠寺駅が見える。
下りの117系電車が、猛スピードですれ違う。あ、猛スピードはこちらで
あった。
三河安城通過19時15分。
車内販売のワゴンは、5号車の後ろのデッキにあったのに、名古屋を発車し
た後に、後ろの方へ行ってしまったらしい。
豊橋通過19時27分。
車内販売が前からきた。しかし、2つ前の席の客に対し、「300円細かい
のはありませんか」と尋ねていた。あいにく、私の財布には小銭が240円し
かなかった。その車内販売は、やり過ごした。
8号車のデッキまで歩いてみた。ついでに、テレホンカードを買った。
左に、浜名湖競艇場が見える。
浜松通過19時37分。
斜め後ろの2人が、タバコを持って、後ろのデッキの方へ出ていった。だっ
たら、禁煙車に乗るなよ。
掛川通過19時46分。
左に、ライトアップされた城が見える。
別の車内販売が来た。コーヒーを求める。千円紙幣で、ちゃんとお釣りをも
らうことができた。
おみやげ品の車内販売も来た。おなじみの“赤福”も持っている。
右前方に、右上がわずかに欠けた月が見える。
静岡通過19時59分。
幅1080mの富士川を、わずか21秒で渡る。それでも、時速にすると、
185km/hである。誤差については、特に考えていない。
もちろん、富士山は見えない。
三島通過20時17分。
熱海通過20時24分。
小田原通過20時30分。
隣に座っていた客が、せっかちだったので、新横浜到着の5分前には、席を
立たされた。
新横浜着20時46分。
〔ひかり〕なのに、1番線に到着した。
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■■■■■■■■■■■■■■ 7 戸塚へ ■■■■■■■■■■■■■■
平日だった。横浜線の通勤客の間に、大荷物を押し込む。
新横浜発20時51分。2042K。モハ205−226:横フナ。
東神奈川着20時59分。
走って跨線橋を渡る。
東神奈川発21時0分。サハ209−39:東ウラ。
南行は、それほど混んではいない。
横浜着21時2分。
初めから、すいている“横須賀線”に乗る予定であった。端の9番ホームへ
上がる。
横浜発21時7分。1921S。サハE217−2069:横フナ。
戸塚着21時19分。
大荷物を抱え、通勤客に混じり、バスに乗った。
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